大学の友人が面白そうなパンフレットを片手にとある芸術家さんの個展を見に行こうと誘ってくれたので、足を運んでみることに!
その名も
-TILES OLD&NEW- タイルの変遷とマルモザイコの作品展
京都は北山に事務所兼モザイクアートの教室を構え、まちづくりと共鳴するアートプロジェクトの企画運営をされているマルモザイコ代表のタイル芸術家:外村 まゆみさんらによる、モザイクアートのインスタレーション展だそうです。
目次
会場は京都・今出川の町家シェアオフィス
今回の会場はこちらの町家シェアオフィス。
京都・西陣のおよそ100年前に生糸問屋として建てられた町家がシェアイフィスとして利用されているみたいです。
この町家は十数年前までは医院として利用されていたみたいで、地元住民からも馴染み深い場所だったとか。
生糸問屋ならではの燻すために設けられた高い吹き抜けや、虫籠窓からの通風を生かした書庫など当時の町家の間取りを存分に活かしたリノベーションが大変印象的でした。
モザイクアートの新たな可能性
1階の展示スペースには外村さんの作品や同業者の方の作品、また小学生によって作られた作品も数多く展示していました。
※ちなみに、一番最初に掲載したトマトのモザイクアートの中には1つハートのタイルが入っているんですよ〜♪
ぜひとも、おさがしあれ!
こちらは私のお気に入り。
タイルって本当に不思議ですね。
色のコントラストがはっきりしているため強い印象を与えつつも、どこか素朴で奥行きを感じる気がします。
今回の展示で大変印象に残ったのは、タイルの建築的応用事例の紹介ですね。
タイル敷きの外壁やサニタリーといえば、祖父母の家を思い出したり、どこか古びた街並みが連想されるのですが、外村さんの作品らや建築的応用事例のブローシャーを拝見すると全くもって覆されました。
写真を撮り忘れちゃって残念ですが、外村さんのホームページに作品が紹介されているので是非ご覧くださいませ。
壁の一部にアクセントとして施すタイル貼りは、最近の建築意匠でもよく見かけるのですが、ここまで壁や床全面に施されたタイル貼りに新しさや美しさを感じされるとは思ってもみませんでしたね。
どちらかというと、日本的様式美とは離れたモザイクアートですが、日本家屋のような和テーストにも十分合うみたいです!
最後は、シェアオフィス内の意匠を見学!
最後はシェアオフィス内にある企業さんのご好意で町家の内部を見学させていただきました。
なにより、間取りの取り方と観葉植物を用いたインテリアが大変興味深かったですね。
本来は掛け軸や比較的大きめの生け花を魅せる床の間に吊り鉢仕立ての観葉植物をうまく利用し空間構成しておりました。
吹き抜けの採光窓を広く取っているため、夏は一階の日差しが強くてすこし大変らしいのですが、そのおかげもあって室内は大変明るく感じました。
観葉植物にとっても最適な環境であることに間違いありません。
今後のモザイクアート展のお知らせ
マルモザイコさんの展示についての記事でしたが、いろいろ逸れちゃってすみません 笑
締めに世界中のモザイクアートの芸術家たちの作品展が京都しまだいギャラリーで行われるそうなので、さくっとお知らせ。
会期は2016/12/6(Tue.)-12/11(Sun.) 11:00-19:00(最終日は16:00まで)。
モザイクアートの展覧会はそうそう見られるものではないようですので、是非ともこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
わたしも行きました!
とっても感じのいいところで、12月の展覧会も楽しみです!!
> akoさん
12月の展覧会どのようになるのか楽しみですね!
また感想お聞かせください。